就活でよく言うこと

就活でよく言うゼミ生に言ってることを公開してみました。途中からリストじゃなくなってたり、なんか就活に限らないかもって思える文章だったり、記述重複してたり言葉遣い揺れてたりするけど、その辺ご容赦のほどを…


自発的、能動的に動くこと。答えがないので、自分の頭で考え、判断すること。

→就活だけじゃないし、他のことにも言えるんだけど。就活時、言われたことをなんでも鵜呑みにしたり、正解だと言われたからその通りにしさえすればいい、とか、受け身にならないこと。自分から動いてたら納得するし、後悔も基本ない。動いた量だけ、充実した、納得した就活になる。大学生活も同じ。たぶん人生も同じ。

「~しさえすればいい」的な正解はそもそもないし、あったとしても、時と場合、ケースバイケースでいろんなことが変わる。

→上とかぶるけど、自分で考えて、何が正しいと思うかを判断できるようになること。また、時と場合による柔軟さも持つこと。よく、面接時にこうしたらいい、とか、女子はおでこ出せ、とかいうけど、もしマナー系のところの判断などで迷うのだったら、「その企業の客先に行くのに、失礼にならないか」 で考えるとけっこういい。この視点は、あたりまえなんだけど持たない人が多い。行きたい企業があるなら、その企業のクライアントを調べりゃいいと思うけど、そうする人も少ない印象。

終身雇用なんて時代では全然なくなっているので、変な会社だったら辞めてよい。

→ゼミの先輩たちは、3-5年くらい経つと、3割~多い期は半分くらい転職してる。30歳近くなれば、転職経験してる人のほうが多数派。人生決まるわけじゃないって、理解すること。おかしい会社なら辞めればいい。大学が決まって、人生決まらなかったでしょ?それと同じ。

禁止されていること、常識や公序良俗に反すること以外は、やれば良い。

→例:自己PRを2枚以上出す、面接にプレゼン資料を持っていく、逆質問をする etc.  自分で考えて、動くこと。大学やゼミでやったように、その企業のことを調べ尽くして資料にまとめて内定もらった人とか沢山いる。

相手がどんなことをされたら嬉しいか、立場を置き換えて考えて。

→自分がやってる部活やゼミに入ってくる後輩や下級生が、どんなことしてきてくれたら、コイツ入ってほしい!と思うか、立場を置き換えて考えられると、自ずとやるべきことは死ぬほど出てくる。

読む、書く、会う をとにかくやること。

→付け焼刃の一夜漬けでどうにかならないのが、「読む」。普段から本に接しておくこと。論理力とか、話題とか、語彙とか、いろんな力が付くので。興味関心が強い企業であれば、その企業の人の誰かが本を出していることもある。Amazonでとにかく企業名を検索してみること。当然、読んでいたほうがよい。過去に、その企業の方が書いた本を読んで最終面接で話が盛り上がって採用、となったケースも。「書く」は、自分の思考とかの整理になるのでぜひ。中でも特に重要なのは「会う」(これができない奴が多い!)。ゼミにもいろいろな人がいるように、商学科にも、商学部にも、福岡大学にもいろいろな人がいるように、組織にもいろいろな人がいる。ひとりだけに会ってしゃべっても、その組織のことは何もわからない。頑張っているやつもいれば、他人に依存をしてただラクをしているやつもいる。花形の部署もあれば、地味に支えるような部署もある。だいたい、花形なことをしているのは、能力のある、一握り。多くの人は泥臭い仕事も沢山して、その企業を、ひいては社会を支えているということは理解をしておくこと。関心が強い企業があったのであれば、その中で本気で仕事をし、活躍している人の話を、ひとりでも多く聞いてほしい。

それあたりまえじゃね?って自問自答して。

「バイトでレジを任され…」「部活で副部長をやり、メンバーをまとめて…最終的にはやりがいを…」「協調性があり…」「やり抜くことができ…」は、本当に死ぬほど多くのコピペ学生が書いてくる。本当に、真に、その能力が認められるようなケースとか結果は、書いて・言っていいと思う。でも、あたりまえなのに書く人が多い。そういうコメントを書こうと思ったときには、「それって、その立場になったら、誰でも当たり前にこなすべきことなんじゃない?」と自問自答するとよい。どういう言葉がオリジナルになるか、よく考えること。ちなみに、先に書いた、その会社の社員の人と会って話すこととかは、自ずとオリジナルのことになるので、関心を持ってもらえることが多い。バイトや部活のこと、協調性とかやる抜く力を書いちゃいけない、とは一言も言っていない。それが、確かな、普通の人ではなし得ない成果などにつながっている場合は、その企業に直接関係なかったとしても、大いにPRすべき。具体的には、楽器演奏で日本の〇位に入った、バイトの売り上げで全国1位になって表彰された(いずれもOGの実話)とか。協調性なら、「企業の社長さんの名刺〇枚を含めて何百枚の名刺を交換し、facebookの友達が〇百人います」とか。それは目に見える、確かな協調性なので、どんどんアピールすべき。

ES等は人事や採用担当者に評価される以前に、他人に評価をしてもらっておくこと。

→よくわからないんですが、厳しく評価されるのイヤって人がいる。しかも結構多い。まあ、ESとか、穴だらけだったり、相手の立場にたって意味が通じないこと書いてたり、WEBからひっぱってきたテンプレか!みたいなの書いてる人が、かなーり、多い。そういうの出して志望する企業に落ちるより、事前に厳しくされて、指摘されたほうがよくないかな。どうせ社会に出たらドライに厳しく評価されるんだから、今からマイナス面とか、世の厳しい評価をされることに慣れておくこと。

資料編

何からやればよいのかわからないので教えてください、的な人もけっこういる。自分で考えて動いてほしいけど、とりあえずいうなら、まず業界地図を見ること。見てなかった人は、見ておくこと。でも業界鳥観図の下には、星の数の下請け孫請けとか、卸小売のネットワークとか、いろんな企業が重なってることも理解をしておくこと。ほにゃらら業界まるわかり、的な本も目を通しておくこと。詳しく読む奴少ないから。読むだけで、仕事とか、会社の位置づけとかめちゃわかる。そういう本にかけるお金を惜しまないこと。大学図書館に買わせてもいい。けど、購入申請して届くのに何か月とかかかるときあるから、すんごい前もって、頼んでおくといい。

関心が強い企業があるなら、ジュンク堂に行って、業界専門誌を手に取ると、かなり情報に接することができる。(例:小売流通なら「ダイヤモンド・チェーンストア」とか、「激流」とか、「月刊ドラッグストア」とか。もちろんマーケ広告方面なら宣伝会議社の各誌「宣伝会議(主に広告)」「広報会議」「編集会議」など。他業界でも、「月刊ファッション販売」とか、「飲食店経営」とか。エアラインとか金融とかの専門誌など、業界、業種、もしくは職種などによって専門誌がある。)

「企業の評価」のわかりやすい超簡単な指標のひとつが、証券市場上場。東証一部、マザーズ、福証、市場はどこでもいいけど、上場には審査があるので、ヤバイところはそもそも上場できない。新聞の証券市場欄とか、一回は見ておくこと。B2Bで活躍してる企業とか、めちゃくちゃ沢山ある。さらにいえば、そういう企業は皆が受けないので、競争倍率という意味では有利。ついでにいうと、福利厚生も充実していることが多かったりする。

ここからは「福大生バージョン」
まあ、他大でも似たり寄ったりだと思いますが。

おススメDB:毎度お馴染みテレコン、キジケンのほか、聞蔵、福岡の企業ならパピルス(西日本新聞DB)、あとは経済誌に偏るかもしれないけど、「週刊エコノミスト」が読めるJapanKnowledgeLib、「週刊ダイヤモンド」が読める「「週刊ダイヤモンド」デジタルアーカイブスPLUSとかもおススメ。自宅やスマホからリモートアクセス可。全部のDBがリモートアクセスできるとは限らない。けど、興味関心が強い企業であれば、記事を漁って読み込んでいて、絶対に損はない。こういうところをやりきる学生がほとんどいないだろうな、という意識も持っているとよい。ほとんどの奴はネットのどーでもいい情報とかしか見ないので。ただ、当該企業のIR情報とかは読み込んでおくこと。投資家に向けた説明資料なので。

就職進路支援センターの面接記録を読むこと。仮に、受けない企業のことであっても、こんなこと聞かれるんだ、内定もらうまでこんなことするんだ、こういうこと答えてたんだ、っていうイメージは十分に沸くので。あと先輩の就活体験記を読むこと。

学内の個別企業説明会は絶対沢山行っとくといい。行くやつ少なくて、話沢山できる。合同企業説明会は行かないという選択肢がないと思うが、行ったら、個別のお話をするのは当然。だいたいOBOGが来ていることが多い。同じ学部とかだったら話題も弾む。

大学には、だいたいどの分野にもプロがいる。先生も。職員さんの中にもプロがいたりする。皆が知ってるようなところで働いていた人、とかも結構いる。そういうネットワークは生かすこと。その大学生なら、基本話にいったら応対してくれるだろうし、アポとかとればいい。なにげに、企業の偉い方が来ている講義がある。そういう機会超大事。部長クラスの方と普通に話せる機会だったりする。でも、それを機会と捉えていない人が99.9%。


総じて:

就活で大きく成長する人を沢山みてきました。ゼミ生でも、大きく変わる人を何人もみてきた。先輩も何人も言ってるかもですが、何の肩書ももたず看板も背負わず、いろんな業界、いろんな人の話が聞けるなんて、こんな機会人生でそうそうない、最後と思ってもいいかもしれない。自分流のスタイルをもって、後悔ないよう行動して、楽しみまくってください!

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