【Data Saber関連投稿】データサイエンスの普及具合:大学・教育編(主に海外、IR除く)

「データサイエンスはどれくらい海外で広がってるの?」 

太宰です。

 Data Saberになるにあたってコミュニティ活動で情報発信等を行うのですが、 大学という現場で研究・教育を行う身としてどんな情報発信があるかと考えてみて、 今回は  データサイエンスの教育面、特に他国、US等における普及 についてみてみたいと思います。 

Tableau界隈で且つ大学にいたりすると、しばしば 「今はTableauが入社試験でも使われる時代だ!」 「Tableauを含め、データサイエンススキルを付けているといいぞ!」 的なことを耳にします。 

一方我が国では、滋賀大のデータサイエンス学部設置に端を発して、 学部学科やプログラムなどが様々な組織形態や学習機会が大学で作られるようになり、 現在では文科省が旗を振り、データサイエンススキルを広げようとしていますが、文科省mdashについては回を改めてまた記したいと思います。 

https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/suuri_datascience_ai/00002.htm 

というように日本で広まりつつあるデータサイエンス教育ですが、 Tableauが就活に有利だ!というくらいなのであれば、 「じゃあ本場USの大学では、BIはどれくらい広まってるの?」 ということを疑問に思い、少しWEBサイトなどを漁ってみました。 

Google Scholarでもいくつも文献は出ましたし、腰を据えて探せばもっと良い文献多々出ると思うのですが、 Tableau社の2016年に発表しているこちらの記事が、Viz込みで参考になったので、少々紹介したいと思います。

https://www.tableau.com/blog/state-data-education-2016-63190

Tableau PublicのVizと共に紹介されているので、 ・最近になって数多くのデータ関連のコースが増えている ・大学によっては数多くの、一桁などではなくて2桁以上の数のコースがある などなど、一目でわかりやすくまとまった結果が見て取れます。 

大学の教育に関わる方は一見されるとよいのではと思います。 その中でも私が注目したのは以下の学習内容のところ。 Statisticsが依然として強いことがわかりますが、

 「学習内容としてはBIがすごく伸びている」という点です。【※本postでイイタイコト】 

https://public.tableau.com/app/profile/emma.trifari/viz/TheStateofDataEducationin2016/ProgramNameTrends

それはTableauも注目されるだろうな、という感じです。 

でもここの記述だけでは「BIとして具体的に何を教えているか」はわからないですが、じゃあUSのシラバスなどを追えばいいのかいな、ということで、このリストでニュースランキングとコース数が上位にあったHeinz College, at Carnegie Mellon UniversityのBIと合ったページをちらりとみてみると、 

https://www.heinz.cmu.edu/programs/information-technology-master/bida

Core CoursesにVisualizingはもちろんのこと、データベース、データマイニング、データウェアハウジングなどの言葉が並ぶのはもちろん、 ElectiveとしてNo SQL、クラウドコンピューティング、果てはManaging Digital Businessなんて言葉も並びます。 

強い・・・強すぎる・・・こんなのを大学で叩き込まれた人材がゴロゴロ社会人になって羽ばたくのか、と。 というかアカデミックでBIを抑えるというと、これらをカバーしなくちゃいけないのかな、と。 

あとは、ここにもPythonとあったのも印象的でした。 VisualizingとしてツールにTableauを用いたとしても、やはりもう言語を教えることは不可避なのだろうな、 そのときに、RよりはPythonなのかな、という感じがしました。 

少し取り留めもないですが、今回は以上です。 これから、Tableauが具体的にどれだけ扱われているのかなども少し調べてみたいと思います。

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