【Data Saber関連投稿】Tableauを使った論文

「Tableauについての論文ってどんなものが・どれくらいあるの?」

太宰です。
Tableauに関連した投稿シリーズですが、やはりアカデミックという場にいる自分ならでは、のことを発信したほうが世の中に少しでも役に立つだろうと思い、
今回はTableauについての記された論文について少し紹介をしたいと思います。

Google ScholarではじめTableauと打つと、やはりというかフランス語の文献が含まれてしまうので、3.5mほどの文献がヒットします。
が、このままでは単語としてTableauが入っただけのものもかなりあるので、data とも入れてみると、40万ほどの文献数になりました。

この時点でざっと見てみると、Citationは多いもので3桁いっているのもありますがほとんどは2ケタ以下で、やはり固有のツールについて記しにくいのかもな、なんて思います。

リストされているJournalについてみてみると、
Journal of Accounting Education, Healthcare informatics researchといった「会計面、医療・医学面」に関わるものが少々目立つかなというところと、
あとはInternational Conference on Management of Dataなどの情報系方面?というかコンピューターサイエンス方面?のほうなどでしょうか。

中身をちらほらみるとデータ基盤の提案であったり、ツールをマッピングしたものであったり、
こういうのは数年したらすぐに新しいものが出てくるからアカデミックにまとめるのは難しかろうとも思いつつ)
いろいろな観点でまとめられた論文がありました。

ですが、少なくとも、
マーケ面や経営面のペーパーはメジャーではないことがわかります

可視化をしたから消費者行動の知識が深まるわけではないとは思いますが、
「data visualization」自体は(特にこのオムニチャネル時代の)経営に非常に深く関わるはずで、求められているからこそデータサイエンス教育が普及していっているのだと思います。

ということは、消費者やマーケ寄りというよりはマネジメント寄りになりますが、
「研究として」、可視化をうまく絡めた経営への効率化の調査や仮説や実証などはひょっとしたら、ですが、
「ニーズが高いけどあまり広まっていない」という意味で余地があるのかも・・・なんて思いました。 
別にTableauでなくても、ビジュアライゼーションが出来ていればよいわけで。
まあいまTableauについて調べているのでconfirmation biasかかりまくりかもともちろん思いますが。

ちなみに data visualization などとして論文検索すると、
一般化された単語だからか、Citation数はあがる傾向にあります。
このキーワードの歴史的なレビューなどもあり、こうしたものはabstをちらちらみたり、ざっと斜め読みをするだけでも楽しいです。
またseabornというPythonのライブラリについて書かれたものは1000件以上引かれていました。
(Pythonは素人ですが、matplotlibよりも少ないコードで描画ができるとのこと…)

誰の何に役立つかかなり微妙な内容になってしまいましたが、
尖った方面の投稿でございました。

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